2003/6/7
投資の分析とその有利な活用法
 
 
 「投資」とひとことで言っても、金利モノなども金融商品に含まれるわけなので、一概には言うことはできませんが、基本的に値上がり値下がりのある投資商品、それには必ず相場分析というものがついてまわります。なぜなら、さすがに「これは上がりそう」「あれは下がりそう」という予想も立てずに投資をする人はいないでしょうから(笑)。つまり、投資家が投資で収益を得るために必要なものが分析ということになりますよね。
 
 分析は大きく分類すると、「ファンダメンタルズ分析」「テクニカル分析」「需給分析」の三つに大別されます。ある程度、株式投資などに慣れてくると、各々頼りにする分析法は違うのですが、ようはこれらの分析のどれか、あるいは複数使っているということですね。
 では、それぞれの分析はどんなものか?
 
 ファンダメンタルズ分析は、株式投資ならば業績、為替ならば国際収支、金利水準などと、それぞれの商品によって異なりますが、利益、成長率、金利水準など、経済の基礎的要素の分析となります。例えば、会社の業績の伸び率がその株価の上昇・下落を左右しますが、新商品の売り上げが予想より伸びれば、当然株価に反映されるわけです。
 テクニカル分析は、過去の値動きによって将来を予測する分析です。つまり「歴史は繰り返す」という考えのもと、過去に現在と似たような状況を照らし合わせてみて、そこから現在の動きを予測するというものですね。主にチャートという値動きを表した表を用いることが多いです。
 そして、需給分析ですが、需給分析は季節や天候などにより買いたい量、売りたい量というように需給関係から相場を予想する分析です。例えば、銀行の持ち合い株の解消売りが決算期末に出れば、株価は下落しますが、そういうので予想を立てるのがそれにあたります。
 
 どの分析が良くて、どの分析が悪いということはないですよね。ケースバイケースですから(笑)。ただ、大体の投資家の人は、それらを適度な割合で組み合わせて使っていますから、ファンダメンタルズ分析だけでも需給分析だけでもテクニカル分析だけでもダメということは、みなさんの経験上証明されている気がします。
 
 したがって、ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析、需給分析をある程度全部駆使して、今後の相場を予想するわけなんですけど、テクニカル分析では全ての要素は価格に反映されている、といった考え方もありますが、大きな流れでのファンダメンタルズ、需給を把握して投資を行うと投資収益は向上するものと思われます。
 
 一般的に、株式では「テクニカル9割ファンダメンタル1割」と言われるくらいテクニカル重視で見られていますが、テクニカルのチャート分析とは「歴史を尊ぶ分析」、というのが僕の解釈です。投資の世界では、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言がありますが、この「歴史」こそがチャートであり、たぶん株式にしろ為替にしろ、値動きのある金融商品において、このチャート分析というのは基本にして奥義でもありますよね。またそのうちにチャート分析も紹介するときあるかもしれませんが、そのときは是非参考にしてもらいたいと思います。 
 
 
 
 

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